2017年3月31日金曜日

アモキシシリン(AMPC)の剤形

アモキシシリン(AMPC)は非常に汎用する薬剤です(中耳炎、溶連菌)。
しかし、小児では細粒を処方することが多いのですが、味がまずく、近年の倍量投与では量も多く内服しにくいのが現状です。パセトシンとサワシリンは正直大人でも飲みにくいです。

今、日本で販売されているアモキシシリンは以下の7種類

アモキシシリン細粒10%「タツミ」
アモリン細粒10%
サワシリン細粒10%
パセトシン細粒10%
ワイドシリン細粒10%
アモキシシリン細粒20%「タツミ」
ワイドシリン細粒20%

この中で、下の2種類が濃度が倍なので、服用量が半分にすみ、パセトシンやサワシリンよりも飲みやすい味になっています。もし、アモキシシリン細粒20%「タツミ」かワイドシリン細粒20%を処方していない場合は、こちらに変更してあげるとよいです。


2017年3月27日月曜日

2016年12月25日日曜日

【書籍紹介】Red Book (Red Book Report of the Committee on Infectious Diseases)

アメリカ小児科学会が出版している感染症の教科書"RED BOOK"です。この本の便利なところは、感染管理についてかなり細かく書いてあることです。接触者でも、砂場で遊んだ子供は接触者として考えるのか??そんなことにも回答を導き出してくれます。

私は小児科医になってから、ずっと使っていますが、難点は私の英語力では、ただ、文字が並んでいるこの本は読みにくいことでした。
RED 2015の翻訳が発売されており、そちらで対応するのでよいと思います。



2016年7月8日金曜日

【書籍紹介】HAPPY! こどものみかた(第2版)

「小児科の日中の外来は、救急外来の延長だ」と話す人がいますが、私は全く別物だと基本的に考えています。 軽い症状が続いているのに、夜、眠い子供を連れて、わざわざ受診する人はほとんどいません。夕食後にじんま疹が出てきたという患者さんの数は、朝食後にじんま疹が出てきたという人よりもはるかに多いのです。そんな観点からもアプローチしているこの本は好感が持てます。お勧めです。

<BOOK>食物アレルギーの考えかた―除去から摂取へ

 かつて、小児科領域では、赤ちゃんが湿疹があると血液検査をして、それで反応があるものをすべて食べさせないという治療が行われてきました。私も、10年以上前に、そういう治療をしていたことがあり、今とは180度対応をしていました。そういう流れを汲んでいる、この本は非常に読みやすく、今の食物アレルギーの新しい流れを実践に即してわかりやすく記載しており、勉強になると思います。
 学会で質問している姿は、少し強面の著者の谷内先生ですが、実際には気さくで明るく、気遣いのある先生です。

2016年3月12日土曜日

<WEB>インフルエンザの登園・投稿可能日を自動計算

発熱後、まるまる5日に加えて、解熱後2日または3日
いそがしい小児科外来で答えていくのは、ちょっと計算することすら、負担になることがあります。

そんなために、自動で計算してくれるscriptをjavaで組んでみました。

よかったら使ってみてください。


インフルエンザいつから行っていい?
インフルエンザ登園可能日計算サイト

 インフルエンザ登園可能日計算サイト

2016年2月27日土曜日

Psoas Sign - YouTube

虫垂炎の診断は難しいです。

Alvarado Score,Pediatric Appendicitis Scoreのスコアは病気を否定するのには、結構有用ですが、不安がぬぐえません。

そこで、特異度85%のpsoas signも使ってみてはどうでしょうか?

右大腿を伸展させることで、炎症のある虫垂によって腸腰筋を刺激するものです。



治療手技は、本を読むより動画で理解する方が効率がよいです。

そういうときには、”実技はとにかくyoutubeです”